文化庁の調査によると、『小春日和』の意味を知ってる人は51.7%で、約半数の人が誤用しています。『春』という字が入っているので、季節を間違えて使っている人も多いのではないでしょうか。
目次
■小春日和の意味
小春日和は、
晩秋から初冬にかけての、暖かく穏やかな晴天
という意味です。春ではなく『小春』です。
■小春とは?
『小春』は、旧暦の10月、現在ではおおよそ11月ごろです。
その時期の暖かく穏やかな晴天が『小春日和』です。
■小春日和の誤用
春の文字の連想から『よく晴れた穏やかな春の晴天』と間違える人も多いので注意しましょう。
『よく晴れた穏やかな春の晴天』は『春日和』です。
ちなみに『冬日和(よく晴れた穏やかな冬の晴天)』という言葉もあり、これは小春日和を過ぎた後に使う言葉です。
■最後に
『春日和』と『小春日和』。“小”が付くだけで時期が変わります。『小春日和』は12月上旬くらいまで使う言葉ですが、テレビを見ていたら1月~2月でも使われていましたね。
本来の意味を知って正しく使いたいですね。