不動産業界でもよく使われている『敷居が高い』という慣用句があります。例えばこういった会話。
・高級物件ばかり扱っているあの不動産屋は敷居が高くて入りにくい。
実は本来『敷居が高い』という意味は、『高級、上品』といった意味ではありません。
目次
■『敷居が高い』本来の意味
本来は
相手に不義理などをしてしまい行きにくい
といった意味です。
単純に『気まずい、委縮する』といったイメージですね。
■『高級、上品』といった間違いも正解に
本来の意味が分からず『敷居が高い』を『高級』といった意味で使う人が半数以上もいることから、なんと『広辞苑第七版(2018年1月)』から
高級だったり格が高かったり思えて、その家・お店に入りにくい
という表現も付け加えられました。
間違いが過半数もいれば正解になってしまうんですね。
■『敷居が高い』を言い換えると
『敷居が高い』の【敷居】を【ハードル】に変えたら
・ハードルが高くて入りにくい。
これならどんな人にも伝わるでしょう。
本来の意味で理解している人、本来の意味を知らない人がいるので、相手にしっかり伝わる言葉を使いましょう。