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指名競争入札方式とは?
指名競争入札とは、発注者が指名を行った特定多数の者で競争を行わせる方式です。指名競争入札には、競争参加資格者のうち、競争参加者を発注者の定める指名基準により 指名する通常指名競争入札、公募による審査を通過した者を指名する公募型指名競争入札があります。
指名競争入札方式の効果
- 一般競争入札と比べて、契約担当者の事務上の負担や経費の軽減を図ることができます。
- 一般競争入札と比べて、業者の施工実績や技術的適性等を適切に考慮することにより、不良・不適格業者を排除し信頼できる業者を選定することが容易です。
- 入札・契約事務の簡素化、受注の偏りの緩和、良質な施工に対するインセンティブの付与を行うことができます。
適用に当たっての留意点
- 指名される者が固定化することのないよう公平性の確保する。
- 談合が容易であるとの指摘がある点に留意。
- 指名基準の公表や業者選定時における適切な情報管理の徹底等を通じて、透明性・客観性、競争性を向上させ、発注者の恣意性を排除する必要があることに留意。
- 適用にあたっては、会計法や地方自治法等の関係法令における要件を満たす必要があることに留意。