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木造とは?
木造は建築の構造の一つで、木構造とも呼ばれます。構造耐力上の主要な部分に木材を用いる構造です。ちなみに、総務省がおこなった平成30年住宅・土地統計調査では、日本の一戸建は92.5%が木造でした。
木造にはいくつかの種類があります。
在来工法
第二次大戦後の技術革新で新たに生まれた木造建築物の工法です。この「在来工法」は、「木造軸組工法」「在来軸組工法」「在来木造」「木造軸組」などのさまざまな呼び方がありますが、その内容は基本的に同じです。
建築基準法では木造建築物についてさまざまなルールがありますが、これらのルールの前提として想定されているのがこの在来工法です。
伝統工法
第二次大戦以前から行なわれてきた日本古来の工法で、木造住宅は極めて少なくなりつつあります。
布基礎を用いない、筋かいではなく貫で壁の強度をつくる、柱をあらわにする真壁を採用するなど、現代の一般的な木造住宅とは大きく異なる特徴を有しています。
枠組壁工法
2×4工法とも呼ばれる枠組壁工法は、木材でつくった枠に構造用合板等を釘で打ち付けて、壁・床・屋根を形成する工法です。
最大の特徴は、壁そのものが垂直方向と水平方向の強度を持つ点にあります。