敷金とは?
敷金は、家賃の滞納や修理費(損傷させた場合)の担保として預けておくお金です。2020年の民法改正で敷金は
いかなる名目によるかを問わず,賃料債務その他の賃貸借に基づいて生ずる賃借人の賃貸人に対する金銭の給付を目的とする債務を担保する目的で,賃借人が賃貸人に交付する金銭
と定義されました。
改正前は退去時の部屋の修繕費という認識がありましたが、改正後の民法で通常の使用によって生じた損傷は原状回復義務を負わないことが明記されました。
これが適用されるのは、原則「施行日(2020年4月1日)より後に締結された賃貸借契約」ですので、それ以前の契約は改正前の民法が適用されます。
借りる前からあった傷など、トラブルになりそうなところがあれば入居前に写真に撮っておきましょう。
敷金は平均何ヶ月?
令和3年度の住宅市場動向調査報告書によれば、敷金(保証金)があったという世帯は60.0%、そのうち月数『1ヶ月ちょうど』が65.9%、『2ヶ月ちょうど』が19.0%でした。
最近は敷金がゼロの物件も増えてきています。しかし、ハウスクリーニング費用など別途ほかの費用が設定されていることが多いので、トータルの費用で検討するようにしましょう。