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用途地域とは?
用途地域は、土地の利用を住居・商業・工業など市街地を形成するために13種類に定められた地域のことです。
13種類の用途地域
第一種低層住居専用地域
低層住宅のための地域です。一戸建て以外にも、低層のマンションや小規模なお店や事務所をかねた住宅や、小中学校などが建てられます。
第二種低層住居専用地域
主に低層住宅のための地域です。小中学校などのほか、床面積150㎡までの店舗(コンビニなど)も建てられます。
第一種中高層住居専用地域
中高層住宅のための地域です。建物の高さ制限はありません。病院や大学、神社以外にも500㎡までの一定のお店が建てられます。
第二種中高層住居専用地域
主に中高層住宅のための地域です。病院、大学などのほか、1,500㎡までの一定のお店や事務所などの施設が建てられます。
第一種住居地域
住居の環境を守るための地域です。3,000㎡までの店舗、事務所、ホテルなどは建てられます。
第二種住居地域
主に住居の環境を守るための地域です。ボーリング場やスケート場、また床面積10,000m2以下ならカラオケボックスやパチンコ屋なども建てられます。
準住居地域
道路の沿道において、自動車関連施設などの立地と、これと調和した住居の環境を保護するための地域です。床面積が150㎡以下の自動車修理工場や、客席部分200㎡未満の劇場や映画館などが建てられます。
田園住居地域
農業と調和した低層住宅の環境を守るための地域です。農地と市街地の共存を図る目的で2019年4月に追加された用途地域です。2階建て以下の農産物直売所や農家レストランも建てられます。
近隣商業地域
まわりの住民が日用品の買物などをするための地域です。住宅や店舗のほかに小規模の工場も建てられます。
商業地域
銀行、映画館、飲食店、百貨店などが集まる地域です。住宅や小規模の工場も建てられます。
準工業地域
主に軽工業の工場やサービス施設等が立地する地域です。危険性、環境悪化が大きい工場のほかは、ほとんど建てられます。
工業地域
どんな工場でも建てられる地域です。住宅やお店は建てられますが、学校、病院、ホテルなどは建てられません。
工業専用地域
工場のための地域です。どんな工場でも建てられますが、住宅、お店、学校、病院、ホテルなどは建てられません。