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土砂災害ハザードマップとは?
土砂災害防止法に基づき市町村が作成するツールで、住民等に対して土砂災害に関するリスク情報や、土砂災害からの避難に関する情報マップです。
土砂災害とは?
土砂災害は大きく3種類に分類されます。
- がけ崩れ・・・雨などにより斜面上の土砂や岩塊が安定性を失い斜面が崩れ落ちる現象。
- 土石流・・・山腹や川底の石や土砂などが長雨や集中豪雨などにより、一気に下流へと押し流される現象。
- 地すべり・・・斜面が地下水などの影響により広い範囲にわたって、すべり落ちていく現象。
土砂災害ハザードマップの記載事項
土砂災害ハザードマップには、土砂災害警戒区域における円滑な警戒避難を確保する上で必要な事項を記載する。その際、「共通項目」については必ず記載し、「地域項目」については地域の実情にあわせて記載する。
なお、土砂災害ハザードマップには、市町村内全ての土砂災害警戒区域等を記載することを基本とする。
- 共通項目・・・土砂災害防止法第 8 条第 3 項及びその省令に基づき円滑な警戒避難を確保する上で必要不可欠な最小限の記載項目。
- 地域項目・・・円滑な警戒避難を確保する上で参考となる「共通項目」以外の項目
国土交通省水管理・国土保全局砂防部砂防計画課より
資料収集
土砂災害ハザードマップ作成に必要となる基図、市町村地域防災計画、地区防災計画、土砂災害警戒区域等(指定予定箇所を含む)の情報など、関連する資料を地域の実情に応じて収集する。
国土交通省水管理・国土保全局砂防部砂防計画課より
広域的な警戒避難計画
土砂災害警戒区域等が広範囲に及ぶなど、市町村界(都府県界)を越えて住民の避難を必要とする場合は、
- 市町村(都府県)を越えた避難を踏まえた避難体制の構築
- 市町村(都府県)間での避難情報の共有
等が必要となる。これらの事項について市町村間(都府県間)において事前調整を行った上で土砂災害ハザードマップを作成する。
国土交通省水管理・国土保全局砂防部砂防計画課より
関連用語・・・水害ハザードマップ