黄昏(たそがれ)るとは、本来どんな意味でしょう?
①物思いにふける。
②日が暮れて暗くなる。
正解は・・・②『日が暮れて暗くなる』です。
目次
『黄昏(たそがれ)る』の本来の意味。
『黄昏(たそがれ)る』は
- 日が暮れて薄暗くなる。
- 盛りを過ぎて衰える。
デジタル大辞泉(小学館)より
という意味です。
『物思いにふける』という意味で使っている人も多いと思いますが、本来の意味ではありません。『日が暮れて薄暗くなる』から『夕焼けを見ながらぼーっとする』そこから『物思いにふける』と連想して誤用して使う人が増え、調べると『俗に、物思いにふける』と載せているサイトも出てきました。
人により認識が違う『黄昏(たそがれ)る』という言葉、『日が暮れて薄暗くなる』という意味で使う場合は『夕暮れ』、『盛りを過ぎて衰える』という意味で使用する場合には単に『衰える』など類語を使った方がいいかもしれませんね。
『黄昏』の本来の読み方。
『黄昏』は本来『こううん』と読みます。『たそがれ』は当て字です。ではなぜ『たそがれ』と読むようになったのでしょう?
昔『あの人は誰』ということを『誰そ彼(たそかれ)』といい、日が暮れて薄暗くなり誰かわからなくなる夕暮れ時の黄昏(こううん)を『たそがれ』と呼ぶようになったといわれています。
最後に。
本来の意味とは異なる日本語は数多くあります。日本語を誤用して誤解を招き幸運(こううん)が遠ざかってしまわぬよう、休みのには日中から黄昏まで勉強してみてはいかがでしょうか。人生の黄昏時を迎える前には正しい日本語をマスターしておきたいですね。