近年、顧客などからの著しい迷惑行為(カスタマーハラスメント)がネットやニュースで取り上げられよく目にします。土下座の要求や脅迫など常識では考えられないですよね。
カスタマーハラスメント(カスハラ)は『お客様は神様』という考え方が過剰な要求を生んでいるのではないでしょうか。また、ストレス社会の中でストレス解消の捌け口として、弱い(逆らえない)立場にいる従業員へカスタマーハラスメントが行われるようにも感じます。
先日、任天堂がカスタマーハラスメント(カスハラ)対策を規定に明記し話題になっていたのでそのサイトを見てみました。
カスタマーハラスメントについて
修理品に関する問い合わせをいただく際に、お客様のご要望を実現するための手段として、社会通念上相当な範囲を超える行為(下記のとおりですが、これに限りません)を行うことはご遠慮ください。これらの行為があったと当社が判断した場合、交換または修理をお断りさせていただく場合がございます。更に、当社が悪質と判断した場合には、警察・弁護士等に連絡のうえ、適切な対処をさせていただきます。
威迫・脅迫・威嚇行為
侮辱、人格を否定する発言
プライバシー侵害行為
保証の範囲を超えた無償修理の要求など、社会通念上過剰なサービス提供の要求
合理的理由のない当社への謝罪要求や当社関係者への処罰の要求
同じ要望やクレームの過剰な繰り返し等による長時間の拘束行為
SNSやインターネット上での誹謗中傷任天堂ホームページより
厚生労働省からカスタマーハラスメント(カスハラ)防止への周知・啓発活動が発表されるなか、大企業がカスハラの対策をホームページに明記することによって、さらにカスハラ問題が社会に浸透してほしいものですね。