彼は奇特な人だ・・・さて、『奇特』とはどんな意味でしょう?
①優れて他と違って感心なこと
②奇妙で珍しいこと
正解は・・・①『優れて他と違って感心なこと』です。
目次
■奇特とは?
奇特は、
優れて他と違って感心なこと
です。
文化庁の2015年度『国語に関する世論調査』では、『奇特』を本来の意味である『優れて他と違って感心なこと』と回答した人が49.9%、『奇妙で珍しいこと』と答えた人が29.7%という結果が出ています。また『分からない』と回答した人は10.6%でした。
■なぜ誤用するのでしょうか?
約3割の人が『奇特』を『奇妙で珍しいこと』と誤用しています。『奇』は、『珍しいこと、不思議なこと』といった意味ですが、『奇』を使う言葉として、『奇妙』や『奇怪』があり、これと混同している方が多いのかもしれませんね。
■最後に。
『優れて他と違って感心なこと』と『奇妙で珍しいこと』だと意味が違いますよね。敬意を払い『奇特な方ですね』と言っても、3割の人はバカにしてるのかと勘違いしてしまいます。言う人、聞く人、書く人、読む人、みんなが本来の意味を知らないとトラブルになりかねません。『奇特』という言葉を使う際は注意しましょう。