『砂をかむよう』とは本来どういった意味でしょう?
①悔しくてたまらない様子
②無味乾燥でつまらない様子
正解は・・・②『無味乾燥でつまらない様子』です。
目次
■『砂をかむよう』の意味。
『砂をかむよう』の意味は
無味乾燥でつまらない様子
です。
『砂を噛んでいるように味がないこと』からできた慣用句です。
■『砂をかむよう』の誤用。
文化庁の2018年度『国語に関する世論調査』では、『砂をかむよう』を『悔しくてたまらない様子』と回答した人は何と56.9%。なぜ半数以上の人が誤用してしまうのでしょうか。
悔しさを歯をかみ合わせて必死にこらえる『食い縛る』と、『噛(か)む』を混同してしまうことが考えられます。
また、甲子園で『負けたチームが歯を食い縛りながら砂を持ち帰る姿』を連想してしまっているのかもしれませんね。
■最後に。
『砂をかむよう』を、悔しくてたまらない様子と思っていた方、意味なんてどっちでもいいよと、この記事を砂をかむように読まないでくださいねっ。