子どものころ、『どようのうしのひ』と聞くと『土曜日に牛肉を食べる日?』と思っていました、チーフです。一般的に『土用の丑の日』と聞くと鰻を食べるイメージがありますが、『土用の丑の日』とはどういった日なのでしょう?
目次
■土用とは?
二十四節気の『立夏・立秋・立冬・立春』の四立直前約18日間ずつです。
古代中国の自然哲学に五行(木・火・金・水・土)があります。春に木気、夏に火気、秋に金気、冬に水気、そして季節の変わり目に土気が割り当てられています。この『季節の変わり目の土気』が『土用』です。
■土用の丑の日とは?
土用のうち十二支が丑の日です。土曜の日ではありません。
一般的に、夏の土用の丑の日を『土用の丑の日』といいます。夏の土用には丑の日が年に平均1.57日あるので、年によっては2日あったりします。2日ある場合は、それぞれ『一の丑』、『二の丑』といいます。
ちなみに2021年は、7月28日の1日でした。
■なぜ鰻を食べるの?
夏の土用の丑の日には『う』の付くものを食べると良いとされて、『鰻(うなぎ)』を食べる風習があります。ちなみに、
- 春の土用の丑には『い』
- 秋の土用の丑には『た』
- 冬の土用の丑には『ひ』
の付く物を食べると良いとされています。
■最後に。
鰻はビタミンAやB群が豊富に含まれていますが、現代では栄養素が高い食べ物が当たり前になっているので、鰻を食べると夏バテ防止になるという医学的な根拠はないみたいですね。
最後にイヤなこと書くなって?
ではついでにもう一つ。
鰻の旬は、夏ではなく秋から冬です。
寒くなってきた今が旬です。ではそろそろ旬な鰻をいただきます。