「とんでもございません」って、丁寧な言葉遣いとしてよく使いますよね。
でも実は、それ間違いなんです!
「え?マジで?」
って思った方は、ぜひこの記事を読んでみてください。
なぜ「とんでもございません」が間違いなの?
「とんでもない」という言葉には、すでに「思いがけない」「意外である」「もってのほかである」という意味が含まれています。
そこに「ございません」をつけるのは、意味の重複になり、冗長な印象を与えてしまうんです。
謙譲語としても不適切
「とんでもございません」は、謙譲語として使われることもありますが、厳密には謙譲語の用法にも当てはまりません。
謙譲語は、自分をへりくだることで相手を立てる言葉ですが、「とんでもございません」は、相手の行為や言葉に対して、謙譲の気持ちを表す言葉です。
場面によっては不自然
「とんでもございません」は、丁寧な言葉遣いではありますが、場面によっては不自然に聞こえることがあります。
例えば、親しい間柄の人に対して使うと、かえってよそよそしい印象を与える可能性があります。
類似表現との使い分け
「とんでもございません」と似た意味を持つ言葉はたくさんあります。
場面や相手に合わせて適切な言葉を選ぶようにしましょう。
言い換え例
- 恐縮です
- 申し訳ございません
- ありがとうございます
- お気になさらないでください
- 結構です
実際の場面で考えてみよう!
-
ケース1:
- 相手:「この資料、とても役に立ちました。ありがとうございます。」
- あなた:「とんでもございません。(←間違い)」
- →「恐縮です」や「ありがとうございます」が適切
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ケース2:
- 相手:「何か私にできることはありますか?」
- あなた:「とんでもございません。(←間違い)」
- →「お気になさらないでください」や「結構です」が適切
まとめ
「とんでもございません」は、丁寧で謙譲の気持ちを表す言葉として、広く使われています。
しかし、意味の重複や謙譲語の誤用、場面によっては不自然に聞こえる可能性があるなど、いくつかの注意点があります。
類似表現と使い分けながら、より適切な言葉遣いを心がけましょう。
なるほど、と思われた方は周りの人にも教えてあげてくださいね!
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